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下痢

下痢とは、便がゆるくなり、回数が増える状態を指します。

便の水分量が増え、形が崩れてしまい、排便回数が増加したり、便意を頻繁に感じたりすることが特徴です。また、便に血が混ざるだけでなく、便そのものが真っ赤になる場合もあります。

種類としては以下の4つに分類されます。

  1. 浸透圧性下痢
    腸内にある吸収されにくい物質(アルコールなど)が周りの水分を吸い込む影響で、腸も水分を吸い込んでしまい、便がゆるくなって起こる下痢。
  2. 分泌性下痢
    腸が刺激を受けて、大量の水分を分泌することで起こる下痢。食中毒や腸炎などが代表的な原因
  3. 滲出性下痢
    腸の壁に傷がついて、その傷から水分やタンパク質が漏れてしまいしまうことで起こる下痢。潰瘍性大腸炎やクローン病などが代表的な原因
  4. 蠕動運動性下痢
    腸の動きが速くなりすぎて、食物が十分に吸収されないうちに排出されてしまうことで起こる下痢。過敏性腸症候群などが代表的な原因。

原因として、以下のようなものが考えられます。

  • 感染性腸炎
    細菌(サルモネラ菌、O-157など)、ウイルス、寄生虫などによる感染が原因で起こります。
  • 食中毒
    腐敗した食品などを摂取することで、下痢、腹痛、吐き気などの症状が出ることがあります。
  • 炎症性腸疾患
    潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は、腸に慢性的な炎症が起こる病気であり、その炎症が原因で下痢が起こります。
  • 過敏性腸症候群
    ストレスや食生活の乱れなどが原因で、腸の働きが不安定になり、下痢や便秘を繰り返す病気です。
  • 薬の副作用
    一部の薬は、副作用として下痢を引き起こすことがあります。
  • 食物アレルギー
    特定の食品に対してアレルギー反応を起こし、下痢や腹痛などの症状が出ることがあります。
  • 消化器疾患
    胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎など、消化器系の病気でも下痢が起こることがあります。

疑われる疾患

下痢の原因は様々で、軽度のものから重篤なものまで幅広く考えられます。主な原因となる疾患としては、以下のものが挙げられます。

検査方法

治療方法

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健康診断・人間ドック
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