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高血圧

高血圧とは

高血圧症は、心臓から送り出される血液が動脈の血管壁にかける圧力(血圧)が、正常値を超えて高い状態が続く病気です。この状態が続くと、血管に負担がかかり、心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などの重い病気を引き起こす可能性があります。

「サイレント・キラー」とは

高血圧症は自覚症状がほとんどないため、「サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)」と呼ばれることがあります。本人が気づかないうちに進行する可能性があるため、定期的な血圧測定が重要です。

多くの場合、生活習慣を見直すことで血圧を下げることができます。
適切な管理で、健康な生活を維持することが可能です。

高血圧症の診断基準・治療目標

高血圧症は、血圧測定の結果に基づいて診断されます。
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン 2019」において、高血圧の基準値は、以下のように設定されています。
なお、日本高血圧学会によると、2025年7月に「高血圧管理・治療ガイドライン2025」が発行予定ですが、診断基準や治療目標は2019年のガイドラインとほぼ同じとなる見込みです。
詳細は日本高血圧学会で確認できます。

診断基準

診察室血圧

上の血圧140 mmHg以上、または下の血圧90 mmHg以上

自宅血圧

上の血圧135 mmHg以上、または下の血圧85 mmHg以上

治療目標

合併症のない75歳未満の方

診察室血圧を130/80 mmHg未満に抑える

合併症のない75歳以上の方

診察室血圧を140/90 mmHg未満に抑える

基礎疾患・合併症のある方

降圧目標値は、年齢や基礎疾患・合併症によって異なりますので、医師にご相談ください。

※ 自宅での基準が5 mmHg低いのは、病院よりもリラックスした環境で測定されるためです。
※ 白衣高血圧や仮面高血圧を否定するために、できるだけ自宅血圧測定をお勧めします。
※ 複数回の測定での平均値が基準値を超える場合、高血圧症と診断されます。

高血圧の原因

高血圧症の原因は、基本的には「遺伝的要因」と「環境要因」の組み合わせです。

遺伝的要因

両親が高血圧症の場合、子供が高血圧症になる確率は約50%、両親のどちらかが高血圧症の場合でも約30%と報告されています。これは体質や生活習慣の類似性が影響しているとされます。

環境要因

塩分過剰摂取

塩分が多い食事は血液量を増やし、血圧を上昇させます。

カリウム不足

野菜や果物に含まれるカリウムが不足すると、塩分の排泄が妨げられ、血圧が上がります。

肥満

特に内臓脂肪が多い場合、肥大した脂肪細胞から血圧を上げる物質(アンギオテンシノーゲン)が分泌され、動脈硬化を促進します。

過度な飲酒

アルコールは血圧を上昇させ、動脈硬化を進行させます。

ストレス

精神的なストレスは交感神経を活性化し、血圧を上げます。

運動不足

血行が悪くなり、血圧が上昇します。

喫煙

ニコチンが血管を収縮させ、血圧を上昇させ、動脈硬化を促進します。

高血圧症の種類

高血圧症は原因によって2つに分類されます。

本態性高血圧症

原因が明確でない高血圧をいい、高血圧症の約90%を占めるとされます。
本態性高血圧症には、遺伝や生活習慣が関与していると考えられています。

二次性高血圧症

腎臓病、ホルモンの異常、薬剤の副作用など、特定の原因がある場合をいいます。
高血圧症の約5~10%を占めると報告されています。
原因となる疾患を治療することで高血圧が改善することがあります。
高血圧症の精密検査は、二次性高血圧症の原因がないかを疑うところから始まります。

二次性高血圧を積極的に疑うべき主なケース

① 家族歴・肥満歴のない30歳未満での発症
② 治療抵抗性高血圧(利尿薬など多剤併用しても血圧コントロール不良の場合)
③ 高齢での急性発症
④ 日中の傾眠傾向・いびき(閉塞性睡眠時無呼吸症候群の約50%に高血圧が合併すると報告差されています。クッシング症候群、甲状腺機能低下症などの可能性があります)
⑤ 急激な血圧変動・ほてりがある(褐色細胞腫の可能性があります)
⑥ 腹部の血管雑音がある(腎血管性高血圧の可能性があります)
⑦ 血液検査で低カリウム血症(原発性アルドステロン症の可能性があります)
⑧ 高血圧緊急症がある場合

二次性高血圧症を疑う所見がない場合、本態性高血圧症と診断されます。

高血圧症の症状

高血圧症の初期には、ほとんど自覚症状がありません。そのため、定期的な血圧測定が欠かせません。進行すると、動脈硬化が進行し、以下のような症状が現れることがあります。

  1. 1 めまい
  2. 2 激しい頭痛
  3. 3 視力障害
  4. 4 胸の締め付け感
  5. 5 呼吸困難
  6. 6 意識消失

血圧高値(特に下の血圧が120mmHg以上)に加えて、これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

高血圧症の合併症

高血圧症を放置すると、以下のような重い病気を引き起こすリスクが高まります。

心疾患

動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、心不全

中枢性疾患

脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)

腎疾患

腎硬化症、慢性腎臓病

その他

大動脈瘤、網膜出血(失明のリスク)

高血圧症への早期の介入でこれらのリスクを減らすことができます。

高血圧症の治療

高血圧症の治療は、薬物療法と生活習慣の改善を組み合わせることが一般的です。

薬物療法

医師が処方する薬は、血圧を下げるために使用されます。
主な降圧薬の種類とその作用、副作用は以下の通りです。

薬の種類 作用 主な副作用
カルシウム拮抗薬 血管の収縮を防ぐ 顔のほてり、動悸、頭痛、めまい
ARB アンジオテンシンIIの作用をブロック 動悸、めまい、頭重感
ACE阻害薬 アンジオテンシンIIの生成を抑制 乾燥咳嗽
レニン阻害薬 アンジオテンシンIIの生成を抑制 頭痛、下痢
β遮断薬 交感神経の興奮をブロック 心拍数の低下
利尿薬 尿の量を増やし、血液量を減少させる 低カリウム血症、低ナトリウム血症、高尿酸血症

※ 薬の種類や服用方法は医師、薬剤師の指示に必ず従ってください。
※ 副作用が気になる場合は、医師に相談しましょう。

高血圧症の方の生活習慣改善策

生活習慣の改善は、高血圧症の管理に非常に効果的です。
以下の項目を実践することで、血圧を下げ、健康を維持できるようになる可能性があります。

塩分摂取を制限する

1日6g未満を目標にしましょう。
味噌汁や漬物、加工食品に含まれる塩分に注意してください。

野菜や果物を多く摂る

カリウムを多く含む野菜や果物(バナナ、ほうれん草など)は、塩分の排泄を助けます。ただし、腎臓病や糖尿病の方は、食事療法について必ず医師に相談してください。

脂質の摂取を工夫する

コレステロールや飽和脂肪酸(バターなど)を控え、魚やオリーブオイルの不飽和脂肪酸を積極的に摂りましょう。

アルコールを控える

禁酒が理想ですが、減酒する場合でも男性は日本酒1合、ビール中瓶1本、ウイスキー水割り2杯程度、女性はその半分を目安にしてください。

禁煙する

喫煙は血管を収縮させ、血圧を上昇させます。禁煙によって血行が改善されます。

適度な運動を行う

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を1日30分以上行いましょう。
激しい運動、無理な運動は避けてください。

肥満を改善する

BMI(体格指数)を25未満に保ち、特に内臓脂肪を減らしましょう。
肥満の状態では、肥大した脂肪細胞から血圧を上げる物質(アンギオテンシノーゲン)が分泌されるため、内臓脂肪を減らすことによって血圧を下げる効果が期待できます。

ストレスを管理する

十分な睡眠を取り、過労や夜更かしを避けましょう。
一日の中でリラックスする時間を確保してください。

急激な温度変化を避ける

入浴時の温度は40℃以下にし、脱衣所も温かく保ちましょう。

便秘を防ぐ

便秘は血圧を上昇させる可能性があります。
食物繊維を多く摂り、洋式トイレの使用も検討してください。

自宅での血圧測定

自宅での血圧測定は、高血圧症の管理に役立ちます。
白衣高血圧(家庭や職場での血圧は低いのに、診察室血圧だけが高血圧基準を超える場合)や仮面高血圧(健康診断や診察時は正常なのに、家庭や職場での血圧が高い場合)を否定するために、できるだけ自宅血圧測定をお勧めします。
以下のポイントを守って測定してください。

自宅での血圧測定のメリット

●高血圧の種類(例:早朝高血圧)がわかる
●薬の効果を確認できる
●健康意識が高まる

自宅での血圧測定方法

●基本的に朝(起床後1時間以内、排尿後、朝食前1~2分座位後)と、夜(就寝前に1~2分座位後)の2回測定し、その平均値を毎日記録する。
●背筋を伸ばして座り、血圧計を心臓の高さに合わせる。
●同じ腕で測定する(左右で10 mmHg以上の差がある場合は高い方を使用)。
●飲酒後、入浴後、食事直後、薬服用直後は測定を避ける。

with Life クリニック 大宮駅前の治療の特徴

丁寧な診察と的確な診断

豊富な経験を持つ専門医が、患者様の症状を丁寧に評価し、正確な診断を行います。患者様のお話をじっくり伺い、不安を解消できるよう努めています。

患者様一人ひとりに合わせた治療計画

保存療法から手術療法まで、幅広い選択肢の中から最適な治療法をご提案します。患者様の状態やご希望を尊重し、納得のいく治療を選択できるようサポートいたします。

駅チカでアクセス便利

大宮駅西口から徒歩3分ですので、通院しやすい環境です。お仕事帰りや買い物ついでにも、お気軽にお立ち寄りいただけます。

早期診断・早期治療が大切です。

食道がんは、早期に発見し治療を開始することで、より高い治療効果が期待できます。上記のような症状に心当たりのある方、あるいは健康診断で指摘を受けた方は、症状が軽いうちに一度ご相談ください。私たちwith Life クリニック 大宮駅前は、皆様の健康をサポートするため、寄り添った医療を提供してまいります。

ご予約はお電話またはウェブサイトから承っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

予約フロー

当院では、皆様の健康をサポートするため、内科・消化器内科のご予約を承っております。
「胃が痛い…」「血便が出る…」「健康診断で指摘された…」という方も、「受診するほどではないかも…」と思っている痛みや不調も、早期の対応が回復のカギになることがあります。どんな症状でも、まずはご相談ください。当院では、一人ひとりの声に耳を傾けた丁寧な整形外科診療を心がけています。
患者様のご都合に合わせて、以下の3つの方法でご予約いただけます。

  1. STEP01
    お電話でご相談

    「受診するほどではないかも…」「自分では判断できないかから受診や検査について詳しく聞きたい」という方は、どうぞお気軽にお電話ください。経験豊富な職員が、皆様の疑問や不安に丁寧にお答えいたします。

    電話によるお問い合わせ

    電話番号:048-783-2637
    受付時間:8:45~18:00

    些細なことでも構いませんので、気になることがございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
    詳細な検査を必要と判断した場合は、スムーズに検査のご案内をさせていただきます。

  1. STEP02
    お電話でのご予約

    検査内容についてご理解いただけましたら、お電話で直接ご予約いただくことも可能です。
    ご希望の日時や、その他ご要望などございましたら、お気軽にお申し付けください。

    「受診するほどではないかも…」「自分では判断できないかから受診や検査について詳しく聞きたい」という方は、どうぞお気軽にお電話ください。経験豊富な職員が、皆様の疑問や不安に丁寧にお答えいたします。

    電話によるお問い合わせ

    電話番号:048-783-2637
    受付時間:8:45~18:00

    ご予約の際には、以下の情報をお伺いいたしますので、あらかじめご了承ください。

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    ・ご連絡先電話番号
    ・ご希望の検査日時(いくつか候補日をお知らせいただけるとスムーズです)
    ・健康保険証の情報
    ・現在の症状や、健康診断での指摘事項など
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      入力内容をご確認いただき、送信してください。
    7. 7 予約完了
      ご予約が完了しましたら、ご登録いただいたメールアドレスやLINEに確認の情報をお送りいたします。

まとめ

高血圧症は、症状が少ないため見過ごされがちですが、適切な管理で重い合併症を防ぐことができます。
定期的な血圧測定、医師の指導に基づく薬物療法、そして生活習慣の改善が治療において重要です。患者さん自身が積極的に血圧を管理することで、健康な生活を維持できる可能性が高くなります。
ご不明点や気になる症状がある場合は、お早めに医療機関へのご相談をお勧めします。

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