A まず、内視鏡検査を受ける病院の設備状況によって、違うと言えます。当院では、内視鏡検査設備として、オリンパス株式会社の「次世代内視鏡内視鏡システム EVIS X1」を採用しています。「EVIS X1」は、病変の発見・診断・治療の質や検査効率の向上を目指した技術を搭載しています。さらに、当院では、上部消化管スコープとして、経口内視鏡の「GIF-XZ1200」、経鼻内視鏡の「GIF-1200N」を採用しています。これらの機器によって、旧世代の物と比べて内視鏡画面上での見え方が格段に良くなり、小さな病変であっても発見することができます。 次に、内視鏡検査を行う医師の知識・経験・技量によって、大きく違うと言えます。同じ胃の粘膜や病変を見ていたとしても、検査担当医の知識・経験・技量が足りない場合、誤った解釈や見落としが発生する可能性があります。当院では、消化器内科の医師として10年以上の臨床経験のある、経験豊富な複数の医師が連携して検査を担当しており、可能な限り見落としのない環境を整えていますので、ぜひ安心して検査を受けていただければと思います。
Q 検査が怖くてずっと避けてきました。ここでなら安心して受けられますか?
A 内視鏡検査が怖いと感じるのはとても自然なことです。初めての方や不安をお持ちの方も多くいらっしゃいます。当院では、患者さんが安心して検査を受けられるよう、以下の点に特に配慮しています。 まず、検査の前には医師や看護師が丁寧に説明を行い、ご質問や不安な点をお伺いします。検査中は、痛みや不快感を最小限に抑えるため、必要に応じて軽い鎮静剤を使用することも可能です。これにより、リラックスした状態で検査を受けていただけます。また、最新の細径内視鏡を使用することで、のどの違和感も軽減されています。 私たちスタッフは、患者さんの気持ちに寄り添い、安心感を提供することを第一に考えています。検査の流れや準備についても、わかりやすくご案内しますので、どんな小さなことでも気軽にご相談ください。あなたが安心して一歩踏み出せるよう、全力でサポートします!
Q 以前に別の病院で辛かった経験があるのですが、痛くないですか?
A 以前の検査で辛い経験をされたとのこと、そのお気持ちとてもよくわかります。また苦しい思いをするのではないかと、検査に対する不安が強いですよね。当院では、患者さんが痛みや不快感をできるだけ感じずに済むよう、以下のような取り組みをしています。 まず、最新の細径内視鏡を使用しており、従来のものよりも喉への刺激が少なく、快適に検査を受けていただけます。また、検査中の痛みや不安を軽減するために、ご希望に応じて鎮静剤を使用することも可能です。これにより、リラックスした状態で検査を終えられる方が多くいらっしゃいます。 さらに、経験豊富な医師と看護師が、検査の最初から最後まで丁寧にサポートします。もし不安なことがあれば、どんな小さなことでもお話しください。前の辛い経験を繰り返さないよう、あなたに合わせた方法で安心して受けられるよう心がけています。
Q 内視鏡が得意な先生に診てもらいたいです。専門の先生がいるんですか?
A 当院には、基幹病院で消化器内科として研鑽を積み、豊富な経験のある消化器の専門資格を持った医師が在籍しています。精度の高い診断と患者様の快適さを大切にしています。 検査の際は、上記の医師が丁寧に手技を行い、痛みや不快感を最小限に抑えるよう心がけています。
Q どのくらいボーっとするんですか?意識はあるんですか?
A ボーっとする時間の長さは、鎮静剤の量や患者さんの体質によりますが、検査後30分から1時間ほどで徐々にすっきりしてきます。 当院では、検査後にリカバリー室でゆっくり休んでいただき、看護師が回復具合をしっかり確認します。
Q 鎮静剤を使うと「寝てる間に終わる」って本当ですか?
A 『寝てる間に終わる』というお話を聞いて、本当かどうか気になりますよね! その点、わかりやすくお答えします。鎮静剤を使った場合、多くの方がリラックスして、うとうとした状態になります。検査中は意識がぼんやりしたり、眠っているように感じたりするので、検査の記憶がほとんどない方もいらっしゃいます。だから、『寝てる間に終わった』と感じる方が多いんです。 ただ、鎮静剤の効き方には個人差があるので、完全に眠る方もいれば、ほんのり意識がある方もいます。当院では、事前に鎮静剤の使い方や効果を丁寧にご説明し、患者さんの体調や希望に合わせて鎮静剤の投与量を調整しています。安心して『あっという間』に感じられるよう、しっかりサポートいたします。
Q 「まだ検査しないんですか?」って聞いちゃった人がいるって本当ですか?
A 実は、そういう患者さんが時々おられます。 鎮静剤を使うと、リラックスしてうとうとした状態になるので、検査が終わったことに気づかず、『まだ検査しないんですか?』と聞く方が本当にいらっしゃいます。 検査中の記憶がぼんやりしたり、まるで一瞬で終わったように感じたりするから、そういった反応が出るんですね。
Q 終わった後の副作用とか、ふらつきが心配です。
A 鎮静剤を使うと、検査中はリラックスして快適に過ごせますが、検査後には一時的に眠気やふらつきを感じることがあります。これは、薬が身体から抜けるまでの自然な反応で、通常は30分から1時間ほどで徐々に落ち着いてきます。軽い頭痛や吐き気を感じる方もいますが、重い副作用は非常に稀です。 当院では、こうした副作用を最小限にするため、患者様の体調や体重に合わせて鎮静剤の量を丁寧に調整しています。また、検査後はリカバリー室でゆっくり休んでいただき、看護師が回復具合をしっかり確認します。検査後、安全にお帰りいただけるようサポートします。 もし、過去に薬で副作用が出た経験や、ふらつきへの不安が強い場合は、事前に教えてください。
Q 鎮静剤を使うことで本当に楽になるんでしょうか?
A たとえば、ミダゾラムという鎮静剤を使うと、体がリラックスして、気持ちが落ち着く作用があり、これが楽に感じられる大きな理由です。 鎮静剤を使うと、検査中はうとうとしたり、眠っているような状態になるので、のどの違和感や緊張をほとんど感じなくなり、多くの方が『検査があっという間に終わった』『ほとんど覚えてない』と言います。 もちろん、鎮静剤の効き方は人によって少し違うので、完全に眠る方もいれば、ぼんやり意識がある方もいます。でも、どちらの場合も痛みや不安はとても少なく、快適に過ごせます。当院では、あなたの体調や希望に合わせて鎮静剤の量を調整しております。 ご質問があれば、事前にどんな感じになるか丁寧にご説明します。
Q 鎮静剤は誰が管理してくれるんですか?専門の先生がいるんですか?
A 当院では、鎮静剤の投与量の指示は必ず医師が行うようにしています。 患者さんの体格や血圧、その日の体調等を総合的に考慮したうえで、鎮静剤の投与量を医師が決定し、看護師が腕の静脈から鎮静剤を投与します。 鎮静剤投与後は、看護師が必ずそばで意識・呼吸状態を確認し、状態に変化があれば医師に即座に連絡が取れる体制としています。
Q 「おえっ」となるのがすごく怖いんですけど…抑えられますか?
A まず、当院では最新の細径内視鏡を使っていて、昔の太い内視鏡に比べて喉への刺激がとても少ないです。これだけで『おえっ』となる感覚がかなり減ります。さらに、検査前に喉にスプレー式の麻酔を使うので、喉の違和感や反射を抑えることができます。 もしそれでも心配な場合、鎮静剤を使う選択肢もあります。鎮静剤を入れるとリラックスしてうとうとした状態になり、検査中の感覚をほとんど感じなくなるので、『おえっ』となる不安がぐっと減ります。実際に、鎮静剤を使った患者様から『全然気づかなかった』という声をよく聞きます。 さらに、当院では経験豊富な医師が検査を担当し、『おえっ』という嘔吐反射が可能な限り起こらないように、丁寧でやさしい内視鏡操作を心がけております。
Q 「鼻からの内視鏡」って聞いたんですが、それだと楽ですか?
A 鼻からの内視鏡は、口から入れる従来の内視鏡(経口内視鏡)に比べて、喉への刺激が少なく、『おえっ』となる感覚がかなり抑えられるのが大きな特徴です。鼻から細いスコープを入れるので、喉を通る時の違和感が少なく、多くの方が『口からより楽だった』とおっしゃられます。 また、経鼻内視鏡検査では、検査中に会話ができるのも安心感につながるポイントです。 ただ、鼻の通り道が狭い方だと圧迫感を感じる場合や、内視鏡が通らない場合がありますので、あなたに合った方法をご提案します。
Q どれくらい時間がかかるんですか?
A 通常、上部消化管内視鏡検査そのものはとても短く、5分から10分程度で終わります。鼻から入れる場合(経鼻内視鏡)も、口から入れる場合(経口内視鏡)も、時間はほぼ同じです。もし、検査中にポリープの観察や組織を少し取る場合でも、10~15分程度で完了することが多いです。 ただ、検査当日の全体の流れとしては、準備や説明、検査後の休憩、当日の診療の混み具合を含めて、約2~3時間ほど見ておいていただければ安心です。例えば、鎮静剤を使う場合は、検査後にリラックスして回復する時間(30分~1時間程度)が追加で必要になることがあります。 当院では、検査の流れを事前に丁寧にご説明し、できるだけスムーズに進められるよう心がけています。もし時間について気になることや、予定に合わせたいことがあれば、遠慮なく教えてください。
Q 検査のあとすぐに帰れますか?仕事にも行けますか?
A 鎮静剤を使わない場合:検査自体は5~10分で終わり、喉の麻酔の効果が落ち着くのを待つ短い時間(15~30分程度)で、問題がなければそのまま帰宅できます。軽い飲食も通常1時間後くらいから可能です。この場合は、検査当日にデスクワークのような軽い仕事に戻る方もいます。ただし、検査後に少しだるさを感じることもあるので、無理のない範囲で予定を組むことをおすすめします。
A 当院では、予約時にこれらの注意点を書いた案内をお渡ししています。 もし『これ食べちゃダメ?』とか『薬どうしよう?』といった疑問があれば、いつでもお気軽にご質問ください。
エピソード
Q 内視鏡検査で先生が一番大事にしていることは何ですか?
A 当院の医師が上部消化管内視鏡検査で一番大切にしているのは、患者さんの安心と正確な診断です。
① 安心感を提供すること:検査が怖い、不安だという気持ちに寄り添い、事前に丁寧に説明したり、質問にしっかり答えたりします。検査中も、痛みや不快感を最小限にするために、細径内視鏡や鎮静剤を適切に使い、患者さんがリラックスできるように配慮します。 ② 正確な診断を行うこと:食道や胃・十二指腸の状態をしっかり観察し、異常を見逃さないよう、豊富な経験のある医師が最新の機器を活用しています。必要があれば組織を少し取って詳しく調べるなど、丁寧な診断を心がけています。 ③ 患者さんに合わせた対応:一人ひとりの体調や不安の度合いに合わせて、検査の方法やペースを調整します。たとえば、鼻からの内視鏡がいいか、鎮静剤を使った方が楽かなど、患者さんの希望を大切にします。
Q 患者さんの反応で印象に残っていることはありますか?
A 当院で内視鏡検査を受けた患者さんの反応で、医師やスタッフがよく覚えているのは、やっぱり『え、もう終わったの?』という驚きの声です! 特に鎮静剤を使った方や、鼻からの内視鏡を選んだ方に多いんですが、検査が終わって目を覚ました時に、『全然気づかなかった!』『あっという間だった!』と笑顔で言ってくれることがあります。そういう時は、こちらも『よかった、安心して受けられたんだ!』と嬉しくなります。 もう一つ印象的なのは、最初はすごく緊張していた患者さんが、検査後に『思ったより全然平気だった! もっと早くやっておけばよかった』と言ってくれたこと。ある方は、検査前に『おえっとなるのが怖い』と何度も相談してきたんですが、細径内視鏡と喉の麻酔でリラックスして受けてくれて、終わった後に『次もここでいい!』と笑ってくれたのが心に残っています。 こういう反応を聞くと、患者さんの不安を少しでも和らげられたんだなと感じます。
Q 内視鏡専門医って、どんなトレーニングをしてきたんですか?
A まず、医学部を卒業して医師免許を取得したあと、2年間の初期研修で病院で内科や外科など幅広い診療を経験し、患者さんの診察や基本的な医療技術を学びます。 その後、専門研修として3~5年間、消化器(胃や腸、肝臓など)を専門に学び、実際に内視鏡検査や治療をたくさん行います。この期間に、胃カメラ(上部消化管内視鏡)や大腸内視鏡の技術をしっかり練習します。そして、「専門医」の資格を取るために、さらに多くの検査を経験し、試験に合格する必要があります。 当院の専門医は、このような厳しいトレーニングを積んで、患者さんが安心して検査を受けられるよう、技術と知識を磨いてきました。そして、専門医になっても、最新の内視鏡技術や診断方法を学ぶために、学会や勉強会に参加したり、最新の機器を使いこなすトレーニングを続けています。検査中も、患者さんの快適さや安全を第一に考え、丁寧に対応しています。
医師からのメッセージ
Q これから検査を受ける患者様にメッセージをお願いします。
A 「検査って、ちょっと怖かったり、不安だったりしますよね。その気持ち、すごくわかります。でも、安心してください。私たちスタッフが全力でサポートいたします。 当院では、あなたがリラックスして検査を受けられるよう、細径内視鏡や喉の麻酔、希望すれば鎮静剤を使って、痛みや不快感をできるだけ少なくします。検査は5~10分であっという間に終わり、『え、もう終わったの?』とびっくりする方もたくさんいますよ。専門の医師とスタッフが、最初から最後まで丁寧に寄り添います。 もし『おえっとなるのが怖い』『どんな感じになるの?』といった心配があれば、どんな小さなことでも教えてください。あなたの不安に合わせて、検査を一番安心できる形にします。検査を受けることで、胃や食道の健康を守る大切な一歩を踏み出せます。その一歩を、私たちがしっかり支えます。 検査が終わった後には、『やってよかった!』と笑顔で帰ってもらえるよう、心から願っています。あなたが安心して検査の日を迎えられるよう、いつでもサポートします。一緒に、安心の第一歩を踏み出しましょう!」