A 恥ずかしいし痛そうで怖いという気持ち、すごくわかります。初めてだと特に不安ですよね。でも、安心してください。当院では、そういう気持ちを少しでも和らげられるよう、しっかり配慮しています。 まず、恥ずかしさについてですが、検査中は、専用の検査着に着替えていただき、プライバシーを守るためにカーテンや仕切りで周囲をしっかり覆います。検査する部分だけが見えるようにして、必要以上に露出しないよう配慮しています。スタッフもプロとして、皆さんの気持ちを尊重し、落ち着いた雰囲気で対応します。女性の方で女性スタッフや医師を希望する場合も、できる限り調整しますので、遠慮なく教えてください。 次に、痛みについてですが、大腸内視鏡検査は、昔に比べてとても快適になっています。最新の細くて柔らかい内視鏡を使い、腸への刺激を最小限にしています。さらに、希望すれば鎮静剤を使って、リラックスした状態やうとうとした状態で検査を受けられます。これで、痛みや不快感をほとんど感じず、『寝てる間に終わった!』という方も多いです。経験豊富な医師が、ゆっくり丁寧に進めるので、安心してください。 検査の前には、不安なことや気になることをじっくりお聞きします。『恥ずかしい』『怖い』という気持ちをぜひ教えてください。あなたが安心して、リラックスして検査を受けられるよう、スタッフ全員でサポートします。大腸の健康を守る大切な一歩、ぜひ一緒に踏み出しましょう。
Q 検査って何時間くらいかかるんですか?
A 大腸内視鏡の検査自体は、観察のみであれば、15~30分程度で終わります。もし、検査中に大腸の組織を取ったり、大腸ポリープの切除をしたりする場合は、30~45分程度で完了することが多いです。 検査当日の全体の流れとしては、自宅で下剤を飲む場合は検査の約4時間前から下剤の内服が必要です。来院後に下剤を飲む場合は検査の4時間前に来院していただき、個室で検査までの間、下剤を内服していただきます。 さらに、検査の準備や説明、検査後の休憩、当日の診療の混み具合を含めて、検査後も約2~3時間ほど見ておいていただければ安心です。 たとえば、鎮静剤を使う場合は、検査後にリラックスして回復する時間(30分~1時間程度)が追加で必要になることがあります。 当院では、検査の流れを事前に丁寧にご説明し、できるだけスムーズに進められるよう心がけています。もし時間について気になることや、予定に合わせたいことがあれば、遠慮なく教えてください。
Q 内視鏡が得意な先生がいるって聞いたんですが、本当ですか?
A 当院には、基幹病院で消化器内科として研鑽を積み、豊富な経験のある消化器の専門資格を持った医師が在籍しています。精度の高い診断と患者様の快適さを大切にしています。 検査の際は、上記の医師が丁寧に手技を行い、痛みや不快感を最小限に抑えるよう心がけています。
Q お腹が張ったりしませんか?
A これまでの大腸内視鏡検査では「空気」を使用していましたが、 検査後に大腸内に充満した空気の影響で、「お腹の張り」や 「痛み」「違和感」などを伴うことが多くありました。 当院では「炭酸ガス送気装置」を導入しており、空気の代わりに炭酸ガスを注入するようにしています。炭酸ガスは、空気に比べて腸管内で速やかに吸収される特性(空気のおよそ200倍)があり、検査後の苦痛を大幅に軽減することが可能となります。 腸内に長時間ガスが残らないために、「お腹の張り」「痛み」「違和感」を和らげる効果があります。そのため、体への負担が軽減し「以前より検査が楽になった」と沢山の患者さんに喜んでいただいております。
Q 前回、違う病院で辛かった経験があるので不安です…。
A 以前の検査で辛い経験をされたとのこと、そのお気持ちとてもよくわかります。また苦しい思いをするのではないかと、検査に対する不安が強いですよね。当院では、患者さんが痛みや不快感をできるだけ感じずに済むよう、以下のような取り組みをしています。 まず、最新の細径内視鏡を使用しており、従来のものよりも刺激が少なく、快適に検査を受けていただけます。また、検査中の痛みや不安を軽減するために、ご希望に応じて鎮静剤を使用することも可能です。これにより、リラックスした状態で検査を終えられる方が多くいらっしゃいます。 さらに、経験豊富な医師と看護師が、検査の最初から最後まで丁寧にサポートします。もし不安なことがあれば、どんな小さなことでもお話しください。前の辛い経験を繰り返さないよう、あなたに合わせた方法で安心して受けられるよう心がけています。
Q 本当に「寝てる間に終わる」んですか?
A 『寝てる間に終わる』というお話を聞いて、本当かどうか気になりますよね! その点、わかりやすくお答えします。鎮静剤を使った場合、多くの方がリラックスして、うとうとした状態になります。検査中は意識がぼんやりしたり、眠っているように感じたりするので、検査の記憶がほとんどない方もいらっしゃいます。だから、『寝てる間に終わった』と感じる方が多いんです。 ただ、鎮静剤の効き方には個人差があるので、完全に眠る方もいれば、ほんのり意識がある方もいます。当院では、事前に鎮静剤の使い方や効果を丁寧にご説明し、患者さんの体調や希望に合わせて鎮静剤の投与量を調整しています。安心して『あっという間』に感じられるよう、しっかりサポートいたします。
Q 「もう終わったの?」と聞いてしまう人が多いって聞きました(笑)
A 大腸内視鏡検査で鎮静剤を使うと、リラックスしてうとうとした状態になるので、検査中の時間があっという間に感じられます。大腸内視鏡検査自体(観察のみの場合)は20~30分くらいですが、鎮静剤のおかげで痛みや不快感をほとんど感じず、気づいたら終わっていることが多いです。 検査後に目を覚まして『え、もう終わったの?』とびっくりして聞く方がたくさんいます。スタッフも、そんな反応を見ると『よかった、楽に受けられたんだ!』と嬉しくなります。 当院では、鎮静剤の量をあなたの体調や希望に合わせて調整し、検査が快適になるよう心がけています。もし『どんな感じになるの?』とか、鎮静剤について気になることがあれば、気軽に教えてください。患者さんが『もう終わったの?』と笑顔で言えるような、安心の検査につながるような検査を心がけて行きたいと思います。
Q 鎮静剤を使ってもすぐに仕事に戻れますか?
A 検査後は眠気やふらつきが残ることがあるため、リカバリー室で30分~1時間ほど休んでいただきます。ふらつきがなくなるのを確認してから帰宅となりますが、鎮静剤の影響で当日は運転や集中力を要する仕事は避けていただく必要があります。そのため、仕事に行くのは難しい場合が多く、できれば検査当日はゆっくり過ごすことをおすすめします。
Q 検査のあとってどんな感じですか?ぼーっとしますか?
A 鎮静剤を使うと、検査中はリラックスして快適に過ごせますが、検査後には一時的に眠気やふらつきを感じることがあります。これは、薬が身体から抜けるまでの自然な反応で、通常は30分から1時間ほどで徐々に落ち着いてきます。軽い頭痛や吐き気を感じる方もいますが、重い副作用は非常に稀です。 当院では、こうした副作用を最小限にするため、患者様の体調や体重に合わせて鎮静剤の量を丁寧に調整しています。また、検査後はリカバリー室でゆっくり休んでいただき、看護師が回復具合をしっかり確認します。検査後、安全にお帰りいただけるようサポートします。 もし、過去に薬で副作用が出た経験や、ふらつきへの不安が強い場合は、事前に教えてください。
Q 鎮静剤を使うと何が変わるのか、正直わかりません。
A 大腸内視鏡検査で鎮静剤を使うと、検査中の気持ちや体の感じ方が大きく変わります。具体的には、こんな違いがあります: ① リラックスできる:鎮静剤(たとえばミダゾラムなど)を使うと、検査前に感じていた緊張や不安がほぐれます。体がふわっと楽になり、気持ちが落ち着きます。 ② 痛みや不快感が減る:腸に内視鏡を入れるときの圧迫感や違和感を感じにくくなります。鎮静剤なしだと少しお腹が張る感じが気になる場合もありますが、鎮静剤を使うとそれが気にならなくなる効果がありあす。 ③ 時間があっという間:うとうとしたり、軽く眠ったような状態になるので、検査の20~30分がとても短く感じます。終わった後に『え、もう終わったの?』と驚く方も多いです。 ④ 記憶がぼんやり:鎮静剤の効果によって、検査中のことをほとんど覚えていないことが多く、緊張や怖さの記憶が残りにくいです。 ただ、鎮静剤の効き方は人によって少し違い、完全に眠る方もいれば、ぼんやり意識がある方もいます。でも、どちらの場合も不快感はとても少なく、楽に検査を受けられます。 当院では、鎮静剤を使うかどうか、あなたの希望や体調に合わせて一緒に決めます。検査前に『どんな感じになるの?』とか、気になることをじっくり話せるので、安心してください。鎮静剤を使って、検査が『楽だった!』と思えるように、しっかりサポートします。
Q 下剤を飲むのが本当に苦手で…何か工夫はありますか?
A 大腸内視鏡検査の準備で下剤は大事なステップだけど、飲むのがつらいですよね。安心してください、当院では下剤を少しでも楽に飲めるよう、いろんな工夫をしています。 ① 飲みやすい下剤を選ぶ:下剤にはいくつか種類があり、味や量が違います。たとえば、錠剤タイプや、少量で効果のあるタイプ、味がマイルドなものなどがあります。当院では、なるべく飲みやすい味の下剤を選んで、患者さんの苦痛をやわらげるようにしております。 ② 快適な環境で準備:下剤を飲む日は、自宅でリラックスできる環境を整えるとストレスが減ります。好きな音楽を聴いたり、トイレの近くでくつろげる場所を作ったりすると、気持ちが楽になります。来院後に下剤を内服する場合、当院では「完全個室」をご用意しておりますので、リラックスして検査までの時間を過ごすことができます。
Q 人前で何度もトイレに行くのがすごく恥ずかしいです。
A 当院は、完全個室でさらにトイレが付いておりますので、他の患者様の目を気にすることなく、お過ごしいただけます。
Q 個室ってどんなふうになってるんですか?
A 当院では、下剤を飲む時間をできるだけ快適に、安心して過ごせるよう、プライバシーを重視した個室を用意しています。個室の特徴をいくつかご紹介します: ① プライバシーが守られた空間:個室は完全に仕切られていて、他の患者さんと顔を合わせたり、気まずい思いをしたりすることはありません。女性の方でも安心して過ごせます。部屋にはドアがあり、周囲の目を気にせずリラックスできます。 ② 個室内にトイレがあり便利:下剤を飲むと5~10回ほどトイレに行くことが多いですが、個室に専用のトイレを完備しており、ストレスなく使えます。 ③ 快適な設備:個室には、座り心地の良い椅子やリクライニングチェアが用意されています。長時間(2~3時間程度)座っていても疲れにくいよう、デザイン性の高い椅子を採用しています。 また、フリーWi-Fi、【テレビ、iPad、雑誌など?】が備わっているため、待ち時間に動画を見たり、仕事をしたりして過ごせます。 ④ スタッフのサポート:個室の近くには看護師やスタッフが常駐していて、下剤の飲み方や便の状態を確認してくれます。何か不安なことがあれば、すぐに声をかけられるので安心です。例えば、便が透明になったかチェックしたり、追加の下剤が必要かアドバイスしたりします。 ⑤ 清潔で落ち着いた雰囲気:個室は清潔に保たれ、落ち着いた内装でリラックスできる環境です。検査着への着替えも個室内や専用の更衣室でできるので、プライバシーが守られます。
Q もし飲めなかった場合はどうなるんですか?
A 下剤を飲むのが苦手だったり、吐き気などで全部飲めなかった場合は、すぐに看護師や医師に教えてください。 下剤を一部しか飲めなかった場合、便の状態(透明かどうか)をチェックして、検査が可能か判断します。もし腸が十分きれいなら、予定通り検査を進められることもあります。 もし下剤が十分に飲めず、腸がきれいになっていない場合は、安全で正確な検査のために、検査を別の日に延期することがあります。その場合、改めて下剤の飲み方を工夫したり、準備のスケジュールを調整したりして、次はスムーズにできるようにサポートします。
Q 下剤ってどれくらいの時間かかるんですか?
A 下剤の内服にかかる時間は、飲み始めてから腸がきれいになるまでの流れで、だいたい2~4時間程度です。ただし、全体の準備時間や方法によって少し変わります。 下剤は1~2リットル程度を、1~2時間かけてゆっくり飲みます。コップ1杯(200ml)を10~15分ごとに飲むペースが一般的です。 例えば、2リットルの下剤を1時間半~2時間で飲み終わるイメージです。飲むのがゆっくりでも、指示された時間内に終わればOKです。 下剤を飲み始めてから30分~1時間でトイレに行く回数が増え、2~3時間後には便が透明な液体(水のような状態)になります。 トイレに行くのは5~10回程度で、全体で2~4時間くらいで準備が完了します。個人差があり、早い方は2時間、ゆっくりな方は4時間ほどかかることもあります。 自宅で下剤を飲む場合、飲み始めてからトイレが落ち着くまで、合計で3~5時間程度見ておくと安心です。 病院の個室で下剤を飲む場合も、準備に2~4時間、プラス検査前の待機時間を含めて、全体で4~6時間ほど病院にいることが多いです。
Q 鎮静剤を使うときって、どんな先生が対応してくれるんですか?
A 当院では、鎮静剤の投与量の指示は必ず医師が行うようにしています。 患者さんの体格や血圧、その日の体調等を総合的に考慮したうえで、鎮静剤の投与量を医師が決定し、看護師が腕の静脈から鎮静剤を投与します。 鎮静剤投与後は、看護師が必ずそばで意識・呼吸状態を確認し、状態に変化があれば医師に即座に連絡が取れる体制としています。
Q 女性の検査は同性の先生の方が安心です…。
A 当院では、女性の患者さんが安心して大腸内視鏡検査を受けられるよう、女性医師による検査を希望に応じて対応しています。 経験豊富な女性の専門医が在籍しており、検査を担当できます。女性医師を希望される場合は、予約時にその旨を伝えていただければ、女性医師のスケジュールに合わせて調整します。医師だけでなく、検査中の看護師も女性スタッフで対応可能ですので、気軽に相談してください。
Q 恥ずかしさや緊張に配慮してもらえるんでしょうか?
A 当院では恥ずかしさや緊張をできるだけ和らげるよう、配慮しています。 検査は専用の検査着を着て、体の必要な部分だけが見えるようにします。検査室はカーテンや仕切りで完全にプライバシーが守られ、他の患者さんと顔を合わせることはありません。下剤を飲む準備も、個室で落ち着いて行えるので、周りの目を気にせず過ごせます。 また、女性の患者さんで『同性の先生やスタッフがいい』という希望があれば、女性医師や看護師で対応可能です。予約時にお伝えください。男性患者さんも、希望に応じて男性スタッフを調整できます。スタッフは皆プロとして、温かく、気遣いのある対応を心がけています。 検査中は、必要な部分以外はしっかりカバーし、恥ずかしさを軽減します。 緊張が強い方には、鎮静剤を使うことをおすすめしています。鎮静剤を使うと、うとうとした状態になり、緊張や検査中の感覚がほとんど気にならなくなります。『寝てる間に終わった!』という方が多く、緊張が和らぐと好評です。 検査中も、医師や看護師が『大丈夫ですよ』『もう少しで終わります』と優しく声をかけて、リラックスできるようにサポートします。
エピソード
Q 先生がこれまでに診てきた患者さんで印象深い出来事は?
A 60代の男性で、大腸内視鏡検査を受ける前はとても緊張されていました。『痛いんじゃないか』『恥ずかしいし、怖い』と何度も相談に来られて、下剤を飲むのも苦手だとおっしゃっていました。事前にじっくりお話を聞き、鎮静剤を使ってリラックスできるように準備しました。検査当日は、サポートしながら下剤を飲んでもらい、検査中は鎮静剤のおかげでうとうと眠ったような状態に。検査は20分ほどでスムーズに終わり、目を覚ました時に『え、もう終わった? ぜんぜん気づかなかった!』とびっくりした笑顔を見せてくれました。 検査中に小さなポリープが見つかり、すぐにその場で安全に取り除くことができました。後日、感謝の手紙をいただいて、『あの時勇気を出して受けてよかった。先生とスタッフの優しさに救われた』と書いてありました。その言葉に、スタッフみんなが『この仕事をしていてよかった』と感動しました。 このエピソードが印象深いのは、最初はすごく怖がっていた方が、検査を通じて安心して笑顔になってくれたからです。私たちにとって、患者さんの不安を和らげ、健康を守るお手伝いができることが何より嬉しいです。
Q 先生が以前に対応された患者さんの「安心できた」エピソードがあれば聞きたいです。
A 40代の女性で、大腸内視鏡検査が初めての方でした。予約の電話から『すごく恥ずかしいし、痛かったらどうしよう…』ととても緊張されていました。まず、事前の相談でじっくりお話を聞きました。彼女は『下剤を飲むのが不安』、『男性医師だと緊張する』と話してくださったので、当院の飲みやすい下剤を選び、女性医師と女性看護師で対応するよう調整しました。 検査当日は、病院の個室でリラックスしながら下剤を飲んでもらい、看護師が『順調ですよ』と優しく声をかけてサポート。検査では鎮静剤を使って、うとうとした状態でリラックスして受けてもらいました。検査は20分ほどで終わり、目を覚ました彼女は『え、ほんとに終わったの? ぜんぜん覚えてない!』とびっくりした笑顔を見せていただきました。検査では、小さなポリープが見つかり、その場で安全に取り除くことができました。 後日、彼女から『最初は怖かったけど、スタッフの優しさと丁寧な説明で安心できた。検査を受けて本当によかった!』とお礼のメッセージをいただきました。その言葉に、スタッフ全員が『不安を和らげられてよかった!』と心から嬉しくなりました。
医師からのメッセージ
Q 大腸内視鏡で大切にしていることは何ですか?
A 当院の医師が大腸内視鏡検査で一番大切にしているのは、患者さんの安心と正確な診断です。
① 安心感を提供すること:検査が怖い、不安だという気持ちに寄り添い、事前に丁寧に説明したり、質問にしっかり答えたりします。検査中も、痛みや不快感を最小限にするために、細径内視鏡や鎮静剤を適切に使い、患者さんがリラックスできるように配慮します。 ② 正確な診断を行うこと:食道や胃・十二指腸の状態をしっかり観察し、異常を見逃さないよう、豊富な経験のある医師が最新の機器を活用しています。必要があれば組織を少し取って詳しく調べるなど、丁寧な診断を心がけています。 ③ 患者さんに合わせた対応:一人ひとりの体調や不安の度合いに合わせて、検査の方法やペースを調整します。たとえば、鎮静剤を使った方が楽かなど、患者さんの希望を大切にします。
Q 検査に対するご自身のこだわりや理念はありますか?
A 大腸内視鏡検査に対する私のこだわりや理念は、患者さんの安心と健康を第一に、信頼される検査を提供することです。 ① 不安を和らげる温かい対応:検査は痛い? 恥ずかしい? 下剤がつらい? といった不安は、誰でも感じるものです。そんな気持ちに寄り添い、事前にじっくりお話を聞いて、わかりやすく説明することを心がけています。患者さんが『この先生なら大丈夫』と思える信頼関係を築くのが、私の最初のこだわりです。 ② 快適で安全な検査:検査中の痛みや不快感を最小限にするため、最新の細くて柔らかい内視鏡と、患者さんの希望に応じた鎮静剤を使います。経験豊富な専門医として、丁寧でスムーズな操作を徹底し、『思ったよりも楽だった』と感じてもらえるよう努めています。安全性を何より優先し、万全の体制を整え、万が一のリスクにも備えています。 ③ 正確な診断で健康を守る:大腸内視鏡は、ポリープや炎症、早期のがんを見つける大切な機会です。どんな小さな異常も見逃さないよう、最新の機器と専門知識を駆使して丁寧に観察します。見つけたポリープは、切除可能であればその場で安全に切除します。切除できない大きさであれば、近隣の病院に紹介することで適切な治療につなげ、患者さんの未来の健康を守ることにこだわっています。
Q 初めての人へのアドバイスがあれば教えてください。
A 大腸内視鏡検査が初めてだと、どんな感じなのかドキドキしますよね。 『痛いのかな?』『恥ずかしいかも』『下剤が心配』など、どんな小さな不安でも、事前に医師や看護師に教えてください。当院では、あなたの気持ちを聞いて、鎮静剤の使用や下剤の内服方法、プライバシーの配慮など、安心できる方法を一緒に考えます。 下剤を飲むのは少し大変ですが、少量ずつゆっくり飲むと楽になります。当院で下剤を飲む場合、完全個室があるため、個室内で好きな音楽や動画を見ながらリラックスして過ごすのもおすすめです。 また、検査に鎮静剤を使うと、個人差はありますが、うとうとした状態でリラックスでき、痛みや不快感をほとんど感じません。『寝てる間に終わった!』と驚く方が多いです。 検査当日は、ゆったりした服で来ると、検査前後の移動や着替えが楽です。検査着は病院で用意するので、お気軽に来てください。鎮静剤を使う場合は、運転を避けて、公共交通機関や付き添いの方と来ると安全です。 大腸内視鏡検査自体は20~30分で終わり、鎮静剤を使わなければすぐ帰れることもありますが、念のため当日は忙しい予定を入れず、ゆっくり過ごすのがおすすめです。鎮静剤を使った場合は、1時間ほど休んでから帰宅します。検査後は、お腹が空くので、軽い食事を楽しみにしてもいいですね!