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脂質異常症

脂質異常症について 

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のレベルが正常範囲外にある状態をいいます。脂質異常症は、心臓病や脳卒中などのリスクを高める可能性があります。 

脂質異常症とは 

脂質異常症は、血液中の脂質の濃度が異常な状態を指します。 

主な血液中の脂質には以下のものがあります。 

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)

血管壁に蓄積し、動脈硬化を引き起こす可能性があります。 

HDLコレステロール(善玉コレステロール)

余分なコレステロールを肝臓に戻し、血管を保護します。 

中性脂肪(トリグリセライド)

エネルギーの貯蔵に役立ちますが、中性脂肪が高すぎると心臓病や膵炎のリスクが高くなります。 

その他の脂質

リン脂質や遊離脂肪酸などは、身体の機能を支える重要な成分です。 

脂質異常症の原因

脂質異常症の原因は、「遺伝的要因」と「環境要因」に分けられます。 

遺伝的要因
一次性(遺伝性)

家族性高コレステロール血症(FH)など、遺伝子異常によるものをいいます。 
ヘテロ型の遺伝子異常は200~300人に1人と、決して稀ではありません。 
LDLコレステロールが180 mg/dL以上で、家族歴があり、腱黄色腫(例:アキレス腱の肥厚)などがある場合に疑われます。 

二次性

糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病(ネフローゼ症候群や慢性腎臓病など)、肝臓病(原発性胆汁性胆管炎)などの基礎疾患によって脂質が異常となる場合をいいます。 
ステロイドなどの薬剤の副作用によっても二次性の脂質異常症となることがあります。 

生活習慣要因

●飽和脂肪酸(肉、乳製品)やトランス脂肪酸(加工食品)の多い食事 

●運動不足

●肥満(特に内臓脂肪の蓄積)

●喫煙(HDLコレステロールの低下)

●過度なアルコール摂取(中性脂肪の増加)

脂質異常症の症状 

脂質異常症は通常、自覚症状がありません。そのため、定期的な健康診断での血液検査が重要です。進行すると、動脈硬化による以下の症状が現れることがあります。

●胸痛(狭心症) 

●息切れ 

●めまい 

●手足のしびれや痛み(末梢動脈疾患) 

これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 

脂質異常症の診断 

脂質異常症は、血液検査で以下の項目を測定して診断されます。日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」によると、脂質異常症の診断基準は下記の通りとなっています。 

血液検査は通常、絶食後(空腹時)に行われますが、非空腹時(随時)の基準もあります。 

検査項目 診断基準(空腹時) 非空腹時(随時)の基準
LDLコレステロール 140 mg/dL以上
中性脂肪(トリグリセライド) 150 mg/dL以上 175 mg/dL以上
非HDLコレステロール 170 mg/dL以上
HDLコレステロール 40 mg/dL未満

脂質異常症の合併症 

脂質異常症を放置した場合、以下のような合併症が起こる可能性があります: 

動脈硬化

血管壁にプラークが蓄積し、血管が狭く硬くなる。 

冠動脈疾患

心臓の血管が詰まり、狭心症や心筋梗塞を引き起こす。 

脳卒中

脳の血管が詰まる(虚血)または破れる(出血)。 

末梢動脈疾患

手足の血流が悪くなり、歩行時の痛みや冷えが生じる。 

急性膵炎

中性脂肪が極端に高い(600 mg/dL以上)場合、膵臓に炎症が起こる。 

脂質異常症の治療 

脂質異常症の治療は、動脈硬化性疾患の予防を目的とし、生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて行います。 

生活習慣の改善 

食事
  1. 1 飽和脂肪酸(肉、バターなど)やトランス脂肪酸(マーガリン、加工食品)を減らす
  2. 2 食物繊維(野菜、果物、全粒穀物)を1日25 g以上摂取する
  3. 3 コレステロール摂取を1日200 mg未満にする
  4. 4 青魚(サバ、イワシ)に含まれるオメガ3脂肪酸を積極的に摂る
  5. 5 糖分やアルコールを控える
運動
  1. 1 有酸素運動(ウォーキング、サイクリングなど)を行う
  2. 2 筋力トレーニングを週2回の頻度で行う
体重管理
  1. 1 BMI(体格指数)を25未満に保ち、内臓脂肪を減らす
禁煙
  1. 1 喫煙する(喫煙はHDLコレステロールを下げ、動脈硬化を促進します)
ストレス管理
  1. 1 十分な睡眠とリラックスする時間を確保する

薬物療法 

生活習慣の改善で目標値に達しない場合、医師の判断により主に下記の薬を処方することがあります。 

薬の種類 作用 主な副作用
スタチン 肝臓でのコレステロールの合成を阻害して、LDLコレステロールを低下させる 筋肉痛、肝機能異常
エゼチミブ 腸管のコレステロールの吸収を抑制する 腹痛、下痢
フィブラート系薬剤 肝臓での中性脂肪の合成を抑制し、  中性脂肪を低下させる 消化器症状、肝機能異常
魚油 小腸で代謝後、脂肪酸や中性脂肪の合成に関わる酵素の活性を低下させて、コレステロールや中性脂肪を低下させる 悪心・嘔吐、胃部不快感

※ 薬の使用は医師の指示に従い、副作用が気になる場合は医師に相談してください。 

主な治療目標 

一次予防(冠動脈疾患またはアテローム血栓性脳梗塞、糖尿病、慢性腎臓病、末梢動脈疾患などの既往がなく、久山町研究によるスコアで「低リスク」に分類される場合)

LDLコレステロール160 mg/dL未満、non-HDL-C 190 mg/dL未満,、中性脂肪(中性脂肪) 150 mg/dL 未満、HDL-C 40 mg/dL以上。 

※ 他の場合の治療目標については、基礎疾患やリスク区分によって細かく分類されているため、医師にご相談ください。 

脂質異常症の予防 

脂質異常症を予防し、健康な血管を維持するには以下の習慣が効果的です: 

バランスの良い食事

野菜、果物、魚、全粒穀物を中心に、加工食品を控える。 

定期的な運動

1日30分以上の運動を習慣化する。 

適正体重の維持

肥満を防ぎ、ウエスト周囲径を管理する(男性90 cm未満、女性80 cm未満)。 

禁煙

禁煙支援プログラムを活用する。 

節酒

男性は1日25 g(ビール中瓶1本程度)、女性はその半分を目安にする。 

定期健康診断

年に1回の血液検査で脂質の数値を確認する。 

with Life クリニック 大宮駅前の治療の特徴

丁寧な診察と的確な診断

豊富な経験を持つ専門医が、患者様の症状を丁寧に評価し、正確な診断を行います。患者様のお話をじっくり伺い、不安を解消できるよう努めています。

患者様一人ひとりに合わせた治療計画

保存療法から手術療法まで、幅広い選択肢の中から最適な治療法をご提案します。患者様の状態やご希望を尊重し、納得のいく治療を選択できるようサポートいたします。

駅チカでアクセス便利

大宮駅西口から徒歩3分ですので、通院しやすい環境です。お仕事帰りや買い物ついでにも、お気軽にお立ち寄りいただけます。

早期診断・早期治療が大切です。

食道がんは、早期に発見し治療を開始することで、より高い治療効果が期待できます。上記のような症状に心当たりのある方、あるいは健康診断で指摘を受けた方は、症状が軽いうちに一度ご相談ください。私たちwith Life クリニック 大宮駅前は、皆様の健康をサポートするため、寄り添った医療を提供してまいります。

ご予約はお電話またはウェブサイトから承っております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

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当院では、皆様の健康をサポートするため、内科・消化器内科のご予約を承っております。
「胃が痛い…」「血便が出る…」「健康診断で指摘された…」という方も、「受診するほどではないかも…」と思っている痛みや不調も、早期の対応が回復のカギになることがあります。どんな症状でも、まずはご相談ください。当院では、一人ひとりの声に耳を傾けた丁寧な整形外科診療を心がけています。
患者様のご都合に合わせて、以下の3つの方法でご予約いただけます。

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    「受診するほどではないかも…」「自分では判断できないかから受診や検査について詳しく聞きたい」という方は、どうぞお気軽にお電話ください。経験豊富な職員が、皆様の疑問や不安に丁寧にお答えいたします。

    電話によるお問い合わせ

    電話番号:048-783-2637
    受付時間:8:45~18:00

    些細なことでも構いませんので、気になることがございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
    詳細な検査を必要と判断した場合は、スムーズに検査のご案内をさせていただきます。

  1. STEP02
    お電話でのご予約

    検査内容についてご理解いただけましたら、お電話で直接ご予約いただくことも可能です。
    ご希望の日時や、その他ご要望などございましたら、お気軽にお申し付けください。

    「受診するほどではないかも…」「自分では判断できないかから受診や検査について詳しく聞きたい」という方は、どうぞお気軽にお電話ください。経験豊富な職員が、皆様の疑問や不安に丁寧にお答えいたします。

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    ・現在の症状や、健康診断での指摘事項など
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まとめ 

脂質異常症は、症状が少ないため見過ごされがちですが、適切な脂質管理によって、心臓病や脳卒中などの合併症を防ぐことができます。定期的な血液検査、健康的な生活習慣、医師の指導に基づく薬物療法がポイントとなります。また、患者さん自身が積極的に脂質管理に取り組むことで、健康な生活を維持できます。 
 もし、不明点や気になる症状がある場合は、お早めに医療機関にご相談ください。 

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