コラム
冷房による関節痛・腰痛に注意!夏こそ“冷え”対策を
《夏なのに、なぜ関節や腰が痛むの?》
暑い夏、涼しい室内で過ごす時間が増えると、意外にも「関節痛」や「腰痛」を訴える方が増えてきます。これは、冷房による体の冷えが原因で起こる「冷房病」の一種です。
冷えによって血行が悪くなり、筋肉がこわばることで痛みが生じやすくなります。特に腰や膝、肩などの関節は冷えに敏感で、長時間冷房の効いた部屋にいることで症状が悪化することもあります 。
女性や高齢者は特に注意‼


《冷えが引き起こす体の変化》
・血管が収縮し、血流が悪化
・筋肉が硬直し、柔軟性が低下
・老廃物が溜まりやすくなり、炎症や痛みの原因に
・自律神経の乱れによるだるさや頭痛も
これらの変化が重なることで、腰痛や関節痛が慢性化することもあります。


《冷房トラブルを防ぐセルフケア》
冷房による関節痛・腰痛を予防するには、以下のような対策が有効です。
*室温は「28℃前後」に設定
冷やしすぎは禁物。外気との温度差が大きいと、体に負担がかかります。
*服装で体温調整
カーディガンや膝掛け、靴下などで下半身を冷やさない工夫を。特にデスクワークの方は足元の冷えに注意。
*温かい飲み物・食事を意識
冷たい飲み物ばかりでは内臓も冷えてしまいます。常温〜温かいスープやお茶がおすすめです。
*軽い運動・ストレッチ
血流を促すために、1時間に1回は体を動かす習慣を。肩回しや腰のひねりなど、簡単な動きでも効果的です。
*入浴で体を芯から温める
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで血行改善につながります。
痛みが続くときは、早めの受診を
冷えによる痛みは放置すると慢性化することがあります。症状が長引く場合は、整形外科での診察をおすすめします。当院では、冷えによる腰痛・関節痛のご相談も受け付けていますので、お気軽にご来院ください。