コラム
毎日の食事に“プラス一品”で腸活習慣
日々の忙しさに追われる中で、健康を維持するのはなかなか難しいものです。
特に腸の調子が気になる方も多いのではないでしょうか。
腸は“第二の脳”とも呼ばれるほど、私たちの体調や気分に大きく影響を与えています。
そこで今回は、特別な準備や時間を必要とせず毎日の食事にちょっとした工夫を加えるだけで、腸の調子がぐっと良くなることが期待できる方法をご紹介します。
発酵食品を一品プラス
腸内環境を整えるために、発酵食品を積極的に取り入れましょう。以下の食材が手軽に摂取できます。
ヨーグルト
朝食やデザートにぴったり。フルーツやナッツを加えると、さらに美味しくなります。
納豆
ご飯にのせたり、味噌汁に加えたりすることで、手軽に摂取できます。
キムチ
サラダやスープにトッピングすることで、ピリッとしたアクセントを楽しめます。
みそ
味噌汁として摂取することで、腸内フローラを整えます。
ぬか漬け
食事の副菜として取り入れることで、発酵食品を手軽に摂取できます。

食物繊維を意識的に摂取
食物繊維は腸内フローラを整え、便通を改善します。以下の食材を日常に取り入れてみましょう。
きのこ類(しいたけ、しめじ、エリンギなど)
炒め物やスープに加えると、旨味が増します。
海藻類(わかめ、昆布、もずくなど)
味噌汁やサラダに加えることで、手軽に摂取できます。
バナナ
朝食や間食にぴったり。食物繊維だけでなく、カリウムも豊富です。
さつまいも
焼き芋やスープに加えることで、食物繊維を摂取できます。
アボカド
サラダやトーストに加えることで、食物繊維と健康的な脂質を摂取できます。

食事前に温かい飲み物を一杯
食事前に温かい飲み物を摂ることで、胃腸の動きを活発にし、消化を助けます。以下の飲み物は、腸活に効果的です。
温かいお茶(緑茶、麦茶など)
食事前に一杯飲むことで、胃腸が温まり、消化がスムーズになります。
スープ(野菜スープ、味噌汁など)
具だくさんのスープは、満足感もあり、腸にも優しいです。
白湯(さゆ)
何も加えずに温めたお湯を飲むことで、胃腸を穏やかに温め、消化を促進します。
生姜湯
生姜には消化を助ける効果があり、温かい飲み物として摂取することで腸活に役立ちます。
レモンウォーター
レモンの酸味が胃酸の分泌を促し、消化を助けます。

続けるためのポイント
発酵食品・食物繊維の取り入れは「少量ずつ」が基本。急に増やすと体調が崩れることがあります。
温かい飲み物は「やさしいぬるさ」がポイント。熱すぎず、体にやさしい温度で摂取しましょう。
“プラス一品”の食事習慣を続けることで、腸の調子が整い、消化や排便の改善はもちろん、免疫力の向上・気分の安定など、日常に嬉しい変化が期待できます。
ご自宅にある食材があれば、そこからまず始めてみませんか?
続けていくうちに「お腹が軽くなった」「風邪をひきにくくなった」「気持ちが安定してきた」といった実感が出てくるかもしれません。
小さな一歩が、心と体の元気につながります。
自分の体調の変化に気づきながら、無理なく、楽しみながら続ける腸活習慣を目指しましょう。