コラム
隠れ脱水に注意!体調不良の原因は水分不足かも?
暑い夏、しっかり水分をとっているつもりでも、「隠れ脱水」になっていることがあります。
脱水は気づかないうちに進行し、頭痛・だるさ・食欲不振・めまいなど、さまざまな体調不良の原因になります。

隠れ脱水とは?
「隠れ脱水」は、明らかな脱水症状が出ていなくても、体内の水分と塩分が不足している状態です。特に次のような方は要注意です。
- 1 高齢者(喉の渇きを感じにくい)
- 2 小さなお子さん(体温調節機能が未熟)
- 3 持病がある方(腎臓病・糖尿病など)
- 4 冷房の効いた室内で長時間過ごす方
こんな症状、ありませんか?
- 1 なんとなく身体がだるい
- 2 頭がボーッとする
- 3 立ちくらみがする
- 4 食欲がない
- 5 トイレの回数が少なく、尿の色が濃い
これらは軽度の脱水状態のサインかもしれません。
予防のポイント
水分だけでなく「塩分」も一緒に
■スポーツドリンクや経口補水液を適度に活用しましょう
■普段の食事で塩分が十分な場合は、水や麦茶でもOK
「喉が渇く前」に飲むことが大切
■1日1.5〜2リットルを目安に
■寝起き・入浴前後・外出前後は特に意識して補給を

室内でも油断しない
■エアコンを使っていても水分は失われます
■冷たい飲み物ばかりで胃腸を冷やしすぎないよう注意
まとめ
「水分は足りているつもりでも、なんとなく調子が悪い…」というときは、隠れ脱水が原因かもしれません。
気になる症状が続くときは、我慢せずお気軽に当院の内科へご相談ください。
ご自身やご家族の体調管理に、ぜひお役立てください。